カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Mangathayaru Tiffin Center】 (Telugu)

<<   作成日時 : 2008/03/11 22:13   >>

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 ムマイト・カーン主演のテルグ映画。
 ムマイト・カーンといえば、このところかなり売れているアイテム・ガールだが、サンジャイ・ダット主演のヒンディー映画【Munna Bhai M.B.B.S.】(03)で、ジミー・シェールギル扮する瀕死の若者に活を入れた悩殺ダンサー、と言えば思い出す人も多いだろう。
 胸はでかいが頭は悪そう・・・というアイテム・ガールの鑑のような人だが、私は結構好きで、しょぼいダンス・シーンを見たときなどは、「なんでムマイトを使わなかったんだ」と思うことも多い。
 テルグ映画の【Pokiri】(06)や【Aadavari Matalaku Ardhale Verule】(07)、【Don】(07)、タミル映画の【Vettaiyaadu Vilaiyaadu】(06)などで見たが、【Aadavari Matalaku Ardhale Verule】のジプシー・ダンスはなかなか味わい深いものだったと思う。
 一度くらいは彼女のことも触れておきたいと思っていたら、都合よくムマイト主演(!)の映画が公開になってくれた。
 (写真上:どうじゃ! ムマイトのこの迫力。)

【Mangathayaru Tiffin Center】 (2008 : Telugu)
脚本・監督 : Venky
出演 : Mumaith Khan, Shafi, Jeeva, Ranganath, Apoorva, Krishna Bhagawan, LB Sriram, Bharat、Surya, Suman Setty, Ali, Sudha
音楽 : MM Srilekha
制作 : Paidibabu

《あらすじ》
 ある村にマンガタヤル(Mumaith Khan)という女性がやって来た。お色気むんむんのこの女性の出現に村の男たちはざわめき立ち、村長(Jeeva)をはじめ、医者、床屋、写真屋など、10人ほどの信奉者が現れた。
 マンガタヤルの希望はティファン屋(軽食屋)を始めることだったが、この男たちの援助でたちまち一軒の店ができあがる。この店は、下心見え見えの男たちの来訪により、連日大賑わいだった。

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 男たちはなんとかマンガタヤルを誘惑しようとしたが、彼女は適当にあしらっていた。
 マンガタヤルはある貧しい家族の家を訪問する。それは亭主を亡くし、未亡人(Sudha)とその娘たちだけの家族だった。後ほど、マンガタヤルはこの家族のために大金を差し出し、娘たちの結婚の音頭も取る。
 ある時、村にバードラ(Shafi)という謎の男が現れる。彼はマンガタヤルと深い関係があるようだった。バードラは村の男たちに「マンガタヤルと寝るのを斡旋してやる」と言って、一人一人から金を巻き上げ、さっさと村を後にする。
 金を払った男たちは、夜になって、それぞれマンガタヤルの家に入って行く。しかし、彼女に殴り飛ばされる結果となる。
 そうしているうちに、未亡人の娘たちの結婚式の日になった。マンガタヤルも出席していたが、そこへ彼女に足蹴にされた男どもが乗り込んで来、マンガタヤルのことを「売春婦!」と誹謗する。
 未亡人たちからも疑いの目を向けられたマンガタヤルは、自分がどうしてこの村にやって来、この未亡人の家族を援けたのか、その訳を語り始める、、、。

   *    *    *    *

 実を言えば、私はこの映画の存在を知らず、その日はヒンディー映画の話題作【Jodhaa Akbar】を観た後、その辺をぶらついていたら、この映画の看板に出くわしたというわけだ。
 その看板は、ムマイトの背景になにやら神様の扮装をした男が数名立っているというもので、おお!ムマイト・カーンが神様映画に出演か?これぞインド映画の神秘!とか思い、迷わず映画館に入った。
 実際にはこれは神様映画でもなんでもなく、案の定、B級お色気コメディーだった。(例の扮装は劇中劇で「マハーバーラタ」をやっている場面のものだった。)

 作品の質としては、特に書くこともないようなおバカさんコメディーだが、それはそれで、もっとおバカさんに徹していてくれれば、見どころありのトンデモ映画になったのになぁ、と思う。
 ストーリがチープなのはいいとして、せっかくムマイト・カーンを使っているのだから、ダンス・シーンだけは、せめて1曲だけでも、豪華絢爛、パンチの効いたアイテム・ナンバーを見せてほしかったが、制作費の安さに比例してか、それも空振りで、なんともムマイトの無駄遣いをしたものだ。
 面白かったのは、男たちの空想の中で、彼女がマッサージ師や看護婦、お姫様に扮する場面があったが、ちょっとしたコスプレ・ショーの雰囲気だった。しかしこれも、この映画の監督たちが一度でも秋葉原を歩いてみたなら、もっと面白くシーンを作れただろう。

 最近はアイテム・ガールだけではなく、女優としての仕事も始めているムマイトだが、この映画を観る限り、演技はまだまだだ。(というより、演技力を見せるシーンもなかったのだが。)
 しかし、アクション・シーンは結構様になっており、鼻の下を伸ばした男たちを蹴り上げ張り倒すシーンはすかっとした。

 それで、ふとこの映画の1時間前に観た【Jodhaa Akbar】のことを思い出した。
 ムガールのアクバル帝に輿入れするラージプートの娘・ジョーダー妃、これをアイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン(なんとかなりませんか、この長い名前)がやっており、なんともロマンティックかつ欠伸を誘う作品に仕上がっていたのだが、もしムマイトがこの役をやっていたらどうなっていただろう?
 リティック・ロシャンの相手役にムマイトというのも笑ってしまうが、少なくとも「腕っぷし」という点では、ムマイトのほうが勇敢なラージプートの娘に相応しい。
 やっぱり、インド映画を面白くするファクターの一つは、男優も女優も「腕力」だという認識を新たにしたが、こんな私って、間違った方向に進んでますぅ?

・満足度 : 2.0 / 5
 

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