カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Magadheera】 (Telugu)

<<   作成日時 : 2009/08/11 03:55   >>

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 「チル太」こと、ラーム・チャラン・テージャ主演のテルグ映画。
 【Chiruta】(07)でまずまず無難なデビューを飾ったチル太だが、センセーションを巻き起こしたとも言えず、正直なところ物足りなさを感じたファンも多いことだろう。
 あれから2年、、、2年も何やってたんだ、という詮索はさておき、ついにラーム・チャランくんの第2作登場と相成りました!
 製作費がテルグ映画史上最高の4億ルピーということで、公開前から話題沸騰、しかし、公開されてからはさらに沸点が上がり、AP州では公開1週目で2億ルピーを掻き集める記録的大ヒット(こちら)。ここカルナータカ州でも、「非カンナダ語映画上映劇場枠」として定められた21館を越えて上映されたため、カンナダ映画プロデューサー協会が抗議行動を企てる(こちら)など、やはり騒然としたものがある。
 これほどの映画なら、長い物には巻かれろ、声の大きい者には従え、が処世訓の私としては、鑑賞後によもや「つまらない」とは言えまい、、、かな?
 (ちなみに「Magadheera」は「勇士」ぐらいの意味。)

【Magadheera】 (2009 : Telugu)
物語 : Vijayendra Prasad
脚本・監督 : S.S. Rajamouli
出演 : Ram Charan Teja, Kajal Aggarwal, Devgill, Srihari, Sarath Babu, Rao Ramesh, Surya, Sunil, Brahmanandam, Hema, Sameer, Sekhar, Chiranjeevi, Mumaith Khan, Kim Sharma, Saloni
音楽 : M.M. Keeravani
撮影 : Senthil Kumar
編集 : Kotagiri Venkateswara Rao
制作 : Allu Aravind

《あらすじ》
 1609年、ラージャスターンはウダイガール。バイラヴァ(Ram Charan Teja)は王(Sarath Babu)を警護する戦士で、勇敢さで聞こえた若者だった。王には一人娘のミトラ(Kajal Aggarwal)がおり、彼女とバイラヴァは互いに惹かれあう仲だった。だが、ミトラの従兄、ラナデーヴ(Devgill)も彼女を愛しており、彼はバイラヴァに対して強い敵意を抱く。
 時に、イスラーム国家を率いるシェール・カーン(Srihari)がウダイガールの地を狙っていた。ラナデーヴは王に、か弱きミトラでは国を守るのは不可能で、彼女は勇猛な男を王子として迎える必要があると進言する。そこで、王子としての適格者を決めるために、バイラヴァとラナデーヴの間で馬のレースが行われる。激しい競争の末、バイラヴァが勝利を収め、ラナデーヴは侮辱された上、領地から追い出される。だが、戦士の宿命からバイラヴァが短命に終わることを知っていた王は、彼と娘の婚姻に難色を示す。
 ある時、占星術師が王に、惑星の配置が悪く、流星が落ちる前にプージャーを行わないと王家に非常な災いが起きると警告する。そこでミトラはバイラヴァを伴い、郊外の高台で儀式を執り行う。しかしその虚を衝いて、裏切り者のラナデーヴに導かれたシェール・カーンが王国に侵入し、王を殺害、さらにはバイラヴァとも対峙する。バイラヴァは敢然とシェール・カーンの兵卒と戦うが、その間にミトラはラナデーヴに殺されてしまう。バイラヴァはラナデーヴの首を刎ね飛ばすものの、自身も致命的な傷を負い、ミトラともども絶壁から転落する。バイラヴァの戦いぶりに感服したシェール・カーンは、バイラヴァの甲冑を焼いて葬儀し、彼の再生を祈願する。
 時は下って2009年。バイラヴァはハルシャ(Ram Charan Teja)というバイク・レーサーとして誕生していた。同じく、ミトラはインドゥ(Kajal Aggarwal)、ラナデーヴはやはり従兄のラグヴィール(Devgill)に生まれ変わっていた。
 ある日、オートに乗っていたハルシャは、バス停にいた女性と指が触れ合う。その瞬間、彼は不思議な感覚に捉われ、400年前の記憶のひとコマを思い出す。ハルシャは慌ててバス停に引き返すが、その女性の顔が分からなかったため、たまたまその場にいた女性に尋ねてみる。彼女はまさにハルシャと指の触れた女性(インドゥ)に他ならなかったが、警戒したインドゥは彼に、それは私の友達のインドゥだと偽る。インドゥはハルシャに「インドゥに会わせるから」と言って、さんざん振り回すが、その過程で彼女もハルシャに惚れてしまう。
 インドゥの父(Surya)はウダイガールの王家の末裔だったが、ラグヴィールの父によって領地から追い出されていた。ハイダラーバードにやって来たラグヴィールは従妹のインドゥを見、激しい愛着を抱く。彼は自身の別荘にインドゥを呼び、寝ている彼女の体に触れようとするが、その時、甲冑姿の戦士の幻影が現れ、インドゥを守る。これを不審に思ったラグヴィールはゴーラ(Rao Ramesh)に伺いを立てに行き、その口から400年前の出来事とそれぞれの人物の再生について知らされる。
 ラグヴィールはインドゥと親交のある男をすべて抹殺しようとし、彼女の携帯電話の通話記録から「ハルシャ」という名前を割り出す。ラグヴィールはハルシャを見つけ出すが、彼に対する攻撃から街中でパニックが起き、ハルシャは馬に乗って走り去る。彼はバスに乗っているインドゥを目撃し、追いついてその指に触れる。その瞬間、400年前の記憶が再び蘇る。
 この女性こそがインドゥであり、自分の運命の人だと確信したハルシャは、逆にインドゥを焦らしにかかり、その結果、二人は相思相愛の仲となる。だが、この交際を知ったインドゥの父は激怒し、二人を引き離しにかかる。
 ラグヴィールはインドゥとその父を別荘に呼び、そこに現れたハルシャの前でインドゥの父を絞殺し、彼女にはハルシャが殺したように見せかける。ラグヴィールはインドゥをヘリコプターに乗せて逃れようとするが、それにハルシャが飛び付く。その時の兆候から、ラグヴィールはハルシャこそがバイラヴァの生まれ変わりであることを悟る。ハルシャは再びインドゥと指が触れ、その瞬間、すべてを思い出すが、同時にヘリコプターから落ちてしまう。だが、ハルシャは湖に落下し、一命を取りとめる。彼はサルモン(Srihari)というクリスチャンの猟師に助け出されるが、この男はシェール・カーンの生まれ変わりであった。怪我の癒えたハルシャは、インドゥ奪還のため、ウダイガールへと向かう、、、。

   *    *    *    *

 のっけから下のような評価を提示すると、本作鑑賞を楽しみにしている方々をシラケさせる恐れがあるので、以下はもうお読みにならなくても結構なのだが、、、

 確かに面白いのは面白い映画だったし、力作には違いないし、先行レビューもほぼポジティブなのだが、鑑賞後の私の感想は「そんなに面白くもなかったなぁ」というものだ。いや、面白かったのだが、なんと言うか、その、少なくとも「最高傑作」とか「尊敬すべき作品」という言葉はどうしても私の口を衝いて出て来ないのである。ケチをつけるつもりは全然ないが、褒め上げるつもりもない。
 まぁ、私も天の邪鬼なところがあって、確かにこのブログでも、私のインド映画観と営業戦略に即して、多少の割り増し・割り引きをした評価を下すこともあるのだが、かといって黒を白と言うほどつむじ曲がりでもなく、ここは気持ちに素直に、インド人がいかに大挙して「素晴らしい」と言っても、右へ倣えはできないと言っておく。
 私が映画を観て感動した時のシンドロームとして、鑑賞中に涙が止まらないとか、鑑賞後に思わずガッツ・ポーズが出るとか、頭のネジが1本抜けるとか、その映画のイメージが三日ぐらい脳裏に纏わり付くとか、引いていた風邪が治ってしまうとかがあるのだが、本作にはどれもやって来なかったのである。
 期待の高さがレットダウンの原因かもしれないが、歴史的ヒットとなりそうな作品なら、エヴェレスト山ほどの期待を抱いたとしても、それを軽く上回ってほしい。

 本作は、おそらくインド人にとってはイノヴェイティヴな作品なのに違いないが、私にとってはどうも「既視感」が纏わり付く困るものだった。
 その感覚は「ハリウッド映画っぽい」という言葉がしっくりくるわけでもないのだが、ただ、本作がハリウッド映画の【Gladiator】や【Troy】、【300】などから着想を得ているのは確かなようだ(特に【300】からは核心的な部分を借りている)。
 もちろん、内容的には輪廻転生を物語の骨格に据え、近代西洋の世界観などてんから無視した本作は極めてインド的で、この辺は印魂洋才の線を狙ったのだろうか。しかし、見てくれはハリウッド映画っぽく、そのせいでインド映画特有のマサラの香りが強く漂って来ない。しかも、4億ルピーも注ぎ込んでいながら(いや、4億ルピーしか、と言うべきか)、ハリウッド映画のレプリカですらないのである。
 現地人の賞賛は「ハリウッド映画と肩を並べた」ということのようだが、私に言わせれば、半世紀も前に作られた【ベン・ハー】ほども面白くなく、この程度で喜んでいたら、永久に十字軍には勝てんぞ、と言ってやりたい。

 どこに問題点があった(と私は感じた)のか別角度から分析するために、「通信簿」をつけてみた(各5点満点)。
 ・テーマ : 3
 ・ストーリー : 3
 ・脚本 : 4
 ・配役 : 2
 ・演技 : 2
 ・コメディー : 1
 ・音楽・音響 : 3
 ・ダンス : 4
 ・アクション : 5
 ・美術・衣装 : 4
 ・撮影 : 5
 ・CG : 5
 ・編集 : 3
 ・気合い : 5 (←こんなのも評価項目に入れるか!)

 ふ〜む、やはりダンスやアクション、それに技術部門が高得点なのに比べて、配役、演技、コメディーが悪い。つまり、人がごちゃごちゃっとドラマを演じる部門が弱かったということで、この辺が私の琴線に触れなかった原因か。

 とすると、戦犯はチル太くん、君だ!
 と言ってやっては気の毒なぐらい、実はチャランは頑張っていた。上に記したとおり、アクションとダンスについては申し分のない出来で、乗馬も素晴らしくカッコ良く決めている。【Chiruta】から2歳年をとって、存在感と落ち着きも増している。ただ、演技者としてはデビュー作から格段に進歩したという印象もなく、鋳型にはまった役をあっぷあっぷしながら演じていた。どうもこの人は演技センスに関しては父親のDNAを受け継がなかったようで、芝居に面白みがない。
 もっとも、まだ2作目だし、【Chiruta】にしても【Magadheera】にしてもデリケートな芝居どころのない役柄だったので、俳優としてのチャランの評価はこれで決められないだろう。(それに、この業界、大根役者がヒーローとして活躍できないわけでもないし。)

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 ヒロインのカージャル・アガルワールについてもかなり不満を感じた。
 【Modhi Vilaiyadu】に続いて2週連続で彼女を見、可愛いかなと思えるようになったが、本作でのパフォーマンスにインパクトは感じられなかった。彼女の印象をずばり言わせてもらうと、「下手なアシン」だ。

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 悪役(ラナデーヴ&ラグヴィール役)は最低。本作の最大の泣きどころ。
 4億ルピーも注ぎ込んだとはいえ、ギータ・アーツもヒンディー語版【Ghajini】でボロ儲けしたのなら、その金をヒロインと悪役のために回せなかったのかね。
 シュリーハリ(シェール・カーン&サロモン役)は素晴らしかったが、出番が限定的だった。

 コメディアンがスニールとブラフマーナンダムだけというのも寂しい限りだ(しかも、両者ともかなりどうでもいい役)。
 実は、本作のエンドロールは出演者とスタッフが総出でダンスをするという賑やかな趣向なのだが、出演していなかったアリーもそこで踊っていたのである。で、映画通に聞いてみたら、どうやらアリーの出番はあったのに、編集段階でカットされてしまったようなのである。(それにしても、エンドロールでちらっと出るだけでも、アリーの顔はデカさは目に留まった。)
 そういえば、サローニもほんの一瞬顔を出しただけで、いかに縁起の悪いアイアン・レッグだといっても、あの扱いは不自然だ。これもおそらく編集の犠牲になったものだろう。(サローニ・ファンの私としては激怒ポイントなのであるが、聞くところによると、S・S・ラージャマウリ監督の次回作はスニールとサローニの主演らしい。こりゃ、また、いきなり低予算映画に、、、。)
 編集でばちばち切り倒すというのはインド映画でも珍しいことではないと思うが、本作の場合、悪影響が出たかもしれない。

 全体的な印象を過去のブロックバスターと比較してみても、私は【Magadheera】は弱いと思う。
 例えば、似たようなプロットを持つ作品では、【Arundhati】(09)のほうが緊張感があるし、S・S・ラージャマウリ監督の前作【Yamadonga】(07)との比較では、主演男優、ヒロイン、敵役、コメディアン、ダンスと、ほとんどの面において【Yamadonga】が勝っている。
 にもかかわらず、これが記録的大ヒットとなっている事実については、私は何も言うまい。つまりは、私がインド人とは違った感覚・視点・期待を持ってインド映画を観ていたということだろう。

◆ 結語
 まとまりなくダラダラと書いてしまったが、要するに私には、大金が注がれたにもかかわらず本作がチープなものとしか感じられず、そのチープさは私の好む「アホくささ」とはまた違ったもので、そのアホくささの基礎となる人間くささやインドくささが飛んでしまい、どこかよそ行きの空気に一枚も二枚も取り巻かれた本作は、なんだか外国の高級インドレストランで食べるインド料理のようだなぁと、現地安食堂の20ルピー定食を愛する私の味覚には、「違うなぁ」と感じられた次第である。
 結局、ほとんど褒めることなく、また、随所に散りばめられた見どころに触れることなく、最後まで来てしまったが、本作は十分に力のこもった、ファンタスティックな作品であるには違いなく、私の個人的な感想から離れて、むしろオススメ、必見作としたい。

・満足度 : 3.0 / 5
 

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