カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Rakta Charitra 1】 (Telugu)

<<   作成日時 : 2010/11/07 01:02   >>

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 ラーム・ゴーパール・ヴァルマ監督の話題の新作【Rakta Charitra】は、アーンドラ・プラデーシュ州のラーヤラシーマ地方に実在したファクショニスト、パリターラ・ラヴィンドラ(Paritala Ravindra)をモデルとした伝記的映画。

 ラーヤラシーマについては特に説明の必要はないと思われるが、AP州南西部のクルヌール、アナンタプル、カダパ、チットゥールの4県(及び、それに接するカルナータカ州の一部)を含む地方で、有名どころといえばティルマラ(巡礼地)やクルヌール(旧アーンドラ州の州都だった所)などがある。目立った特徴はないのだが、ラーヤラシーマといえば、まずはファクショニスト(factionists)と呼ばれる人々のことが思い浮かぶ。ナタを持って暴れまわる男たちというのは、テルグ映画でもお馴染みの題材だ。

 このファクショニストやファクショニズムについては説明が必要だが、実は私もよく知らない。一応、ちらっと調べたり、ラーヤラシーマ出身のテルグ人に聞いたりしたところを書いておくと、、、その地域を局地的に実効支配している有力者で、大農地を所有していたり地場産業を牛耳っていたりして富を有し、既得権益を守るため、または敵対勢力の攻撃から防御(あるいは、逆に攻撃)するために自前の武闘集団を抱え、実際にライバル間で小競り合い・大競り合いを演じているのだが、警察や政治の手が及びにくく、逆に彼らがそれらをコントロールしている、そんな集団として性格づけられる。
 ルーツを中世ヴィジャヤナガル朝のパーレガール(Palegarlu)と呼ばれた族長たちに結び付ける説もあるが、実際にその時代の直系が今も続いているとは考えにくい。ただ、イギリス統治時代にも独立の混乱期にも生き延びた、歴史的に由緒ある一族が多い。それで私はfactionistに対して「豪族」という訳語を付けることが多いが、しかし、豪族とは呼べないような小規模な集団や新興勢力に対してもfactionistの語を使うので、適切な訳語とは言えない。
 非常に暴力的な人々と描かれることが多いが、実際はそうでもなく、「仁」も「義」も弁え、家系に対する誇りを持ち、独特の「家訓」を遵奉しているような側面もある。
 そんな彼らが凶暴化して、メディアの注目を集めるようになったのは、おそらく90年代以降、インドが経済開放し、高度成長を始めた時期からだろうと思う(テルグ映画でファクショニズム物が作られ始めた時期もこれに一致する)。実際に現代的ファクショニストたちの対立抗争の原因となっているのは、道路やダム建設、工場誘致などの利権がらみのビジネスだという。つまり、前近代的な権勢構造と近代的な経済活動が歪んだ形で結び付いてしまったのがラーヤラシーマの悲劇だとも思えるのだが、こうした見方が当たっているかどうかは私も分からない。

 本作【Rakta Charitra】(血の伝記)は、そんなファクショニストの1人であるパリターラ・ラヴィンドラが興隆し、政治家として州大臣にまで登りつめ、2005年に暗殺されるまでの出来事を題材としている。作品中ではこの男はプラタープ・ラヴィという名で登場し、ヴィヴェーク・オベロイが演じている。
 周知のとおり、本作は5時間に及ぶ大作で、前半と後半に分けて公開されることになっている。後半(パート2)は当初11月19日公開の予定だったが、事情により1週間延期されることになった。
 言語は、ヒンディー語版がオリジナルで、テルグ語とタミル語のダビング版が作られている。ただし、タミル語版はまだ公開されておらず、どうやらパート1と2を一緒に公開するようである(別編集版になるのだろうか?)。

 私は、ヒンディー語版とテルグ語版のどちらを観るかずいぶん迷ったが、やはりAP州の出来事を扱った作品ということで、テルグ語版を観ることにした。

【Rakta Charitra 1】 (2010 : Telugu)
物語 : Prashant Pandey
監督 : Ram Gopal Varma
出演 : Vivek Oberoi, Shatrughan Sinha, Kota Srinivasa Rao, Abhimanyu Singh, Radhika Apte, Rajendra Gupta, Sushant Singh, Zarina Wahab, Ashish Vidyarthi, Tanikella Bharani, Ashwini Kalsekar, Kitty, Subhalekha Sudhakar, Sudeep
音楽 : Dharam - Sandeep
撮影 : Amol Rathod
アクション : Javed Eijaz
編集 : Nipun Ashok Gupta, Bhanodaya
制作 : Madhu Mantena, Sheetal Vinod Talwar, Chinna Vasudeva Reddy, Rajkumar

《あらすじ》
 アーンドラ・プラデーシュ州のアーナンダプラムにヴィーラ・バドラム(Rajendra Gupta)という左翼活動家がいた。彼はその地の有力政治家ナーラシンハ・レッディの信頼を得ていたが、ナーラシンハの身内で、やはり政治家のナーガマニ・レッディ(Kota Srinivasa Rao)はこれを面白く思わず、ナーラシンハの耳にヴィーラ・バドラムを陥れる讒言を吹き込む。ナーラシンハは、ヴィーラ・バドラムの一派を州議会議員選挙の公認候補に立てる約束をしていたが、彼はこれを反故にしてしまう。憤ったヴィーラ・バドラムは、自らの一派を扇動し、ナーラシンハに対抗しようとする。これを嫌ったナーラシンハとナーガマニは、ヴィーラ・バドラムの支持者マンダー(Ashish Vidyarthi)を唆し、彼を殺すよう指示する。マンダーは、ナーガマニの残忍凶暴な息子ブッカ・レッディ(Abhimanyu Singh)と共に、ヴィーラ・バドラムを殺害する。
 ヴィーラ・バドラムには2人の息子、シャンカル(Sushant Singh)とプラタープ・ラヴィ(Vivek Oberoi)がいた。父の死後、長男のシャンカルは支持者と共に人里離れた所にキャンプを張り、ナーラシンハ陣営に対して報復戦を開始する。ここにシャンカルとブッカ・レッディの間で壮絶な殺戮の応酬が繰り広げられる。
 他方、ハイダラーバードで学生をしていた次男のプラタープは、父殺害の知らせを受けて故郷に戻り、シャンカルのキャンプに合流する。だが、ほどなくシャンカルは、ナーガマニの息のかかった警官に殺されてしまう。激怒したプラタープとその一派は警察署の警官を皆殺しにする。
 プラタープは父と兄の復讐を遂げることを誓う。まず彼はナーラシンハの邸宅に乗り込み、あっさりとナーラシンハを切り殺す。これを受けてブッカ・レッディがプラタープの母(Zarina Wahab)を誘拐し、危害を加えようとするが、婦人警官(Ashwini Kalsekar)が来て救出する。プラタープは安全確保のため母もキャンプに同居させることにする。また彼は、恋人であるナンディニ(Radhika Apte)もキャンプ地に連れて来、結婚式を挙げる。
 プラタープは裏切り者のマンダーを殺害する。さらに、一段と警備の厳しくなった中、プラタープとその仲間は警官に変装してナーガマニ宅に侵入し、ナーガマニを射殺する。
 選挙の時期となり、ナーラシンハとナーガマニを失った陣営は、ブッカの兄のプリ・レッディを候補者として擁立する。ここに、映画スターから政治家となり、自らの政党プラジャ・デーサムを結成したシヴァージー・ラーオ(Shatrughan Sinha)が登場する。シヴァージー・ラーオは遊説のためアーナンダプラムにやって来るが、ブッカ陣営による爆弾と投石の手厚い歓迎を受ける。彼は秘書(Tanikella Bharani)と相談し、ブッカと対立しているプラタープを自党に引き入れ、プリの対立候補として擁立することにする。プラタープは熟慮の末、シヴァージー・ラーオの申し出を受ける。
 やがて選挙戦が始まるが、アーナンダプラムではギャングの抗争とも言える選挙活動が展開される。結局、シヴァージー・ラーオの党が勝利を収め、彼は州首相となり、プラタープを州大臣に登用する。選挙に敗れ、後ろ盾を失ったブッカは、すぐさま警察に逮捕される。だが、シヴァージー・ラーオと対立する政党の大物政治家の働きかけにより、ブッカは釈放される。
 プラタープとその家族はハイダラーバードの大臣公邸に引っ越す。ここでプラタープは、ブッカがハイダラーバードのアパートに潜んでいる事実を知る。プラタープは部下に命じて罠を仕掛け、ブッカを暗殺する。
 シヴァージー・ラーオの指示で、プラタープは州内の大物マフィアを邸に集め、違法行為を止めるようにと号令をかける。(パート2に続く)

   *    *    *    *

 誰しも予想するとおり、実にラーム・ゴーパール・ヴァルマ監督らしい、甘さをほぼ排したバイオレンス映画だった。暴力シーンが連発するといっても、これが意外に目を背けるほどエグいものでもなく、非常に面白く鑑賞できた(もっとも、私の感覚がすでに異常になっているのかもしれないが)。RGV監督の蓄積された経験の賜物というか、とにかく上手いと思った。

 実話を基にした映画ではあるが、100パーセント事実に即したドキュメンタリーというわけではなく、やはりフィクションと見るべきだろう。テルグ人の見立てでは80パーセントぐらい「本当」らしい。
 事実と違うところを書いておくと、まず、パリターラ・ラヴィンドラ(映画ではプラタープ・ラヴィ)の父が死んでからオーブル・レッディ(映画ではブッカ・レッディ)の暗殺までは20年ぐらいかかっているのだが、映画ではそれを2,3年の出来事として見せていた。ずいぶん圧縮したものだ。
 実在した映画スター兼政治家のNTR(ナンダムーリ・ターラカ・ラーマー・ラーオ)はオーブル・レッディ暗殺の前に死んでいるのだが、映画中のシヴァージー・ラーオは余裕で生きていた。
 また、映画中のシヴァージー・ラーオは、アーナンダプラムで爆弾テロに遭った際に、さっさと車の中に逃げ込み、「臆病者」と語られているが、実際のNTRはそうではなく、大見得を切って支持者たちと1キロほど行進したという勇猛譚がウィキペディアの「Rakta Charitra」の項目に書かれている。これは本当らしい。
 プラタープの父はナクサライトだが、低カーストというわけではなかったらしいのだが、映画中のヴィーラ・バドラムはナクサライトとははっきり言及されず、代わりに低カーストであることが強調されていた。RGV監督はどんな意図でこのように変更したのだろうか?
 映画中のブッカ・レッディは「非道」「残忍」「変態」の三拍子揃ったワルとして描かれていたが、実在したオーブル・レッディはあそこまで悪人ではなかったらしい。それで、現存するオーブル・レッディの旧支持者たちが憤り、RGV監督を脅しているそうだ。好色(レイプ魔)というキャラクターは、ラーヤラシーマの男は「家族以外の女性は触らないものだ」という硬派な倫理観を守っているのだが、オーブル・レッディはその点では自由に振舞い、地元民の顰蹙を買っていたのは事実らしい。ただ、レイプ魔ともなると、映画的な脚色になってしまうだろう。
 映画中に婦人警官が登場するのだが、私はあれは話を面白くするためのRGV監督の創作だと思っていたが、実際に一連の出来事に女IPSオフィサーが絡んでいたらしい。ただし、映画とは違って、オーブル・レッディに殺されはしなかったそうだ。
 テルグ語版では、はっきりとアーンドラ・プラデーシュ州ラーヤラシーマ地方の物語であると特定されていたが、地名はアナンタプルではなく、「アーナンダプラム」(意味は皮肉にも「幸せの町」)となっていた。
 なお、パート1の挿話の多くはパリターラ・ラヴィンドラの妻スニータ(映画ではナンディニ)の述懐を基に構成されているようだ。

 ストーリーの構成は巧みだったと思う。ラーヤラシーマの危ない面々や実在の有力政治家と関連のあるセンシティヴな内容だけに、下手すりゃ暴動ものなのだが、その点ではブッカ・レッディに突出した悪役を担わせたおかげで、うまく収まっている。パート1では、悪玉レッディ陣営に対する善玉プラタープ陣営という構図で、善玉の復讐譚・成功譚というところで物語が終わっているので、観客も比較的納得しているようなのだが、パート2ではそのプラタープの人物像に影が差し、ライバルのスーリが追い詰めるという展開となり、今度こそAP州では上映ボイコットなどの問題が起きるかもしれない、と予想しているテルグ人もいる。

 意外なことに、本作はストーリーの節目にナレーションが入るという手法が採られていた。これはインドの古典的な神様映画や歴史映画ではよく使われた手法で、古めかしいとも言えるのだが、RGV監督は「語り物」としての性格を強調するために、あえてこのオーソドックスな線を選んだのだろう。とにかく、ものが5時間に及ぶ大河ドラマであり、細かいところに凝ったポイントを作るわけにも行かず、さらりと簡潔にストーリーを流したのは正解だったと思う。
 しかもこのナレーションはRGV監督自らがやっており、「歴史はすべて村から始まるのであったーーー!」みたいな、下手くそなのだが、サイレント映画の弁士を思わせるユニークな語り方で、なかなか面白かった。

◆ 演技者たち
 主人公プラタープ役のヴィヴェーク・オベロイは良かった。まったく問題ない。もともとこれぐらいのことはできそうな俳優なのだが、どうしてこうも低迷していたのだろう?(写真トップ)

 すべてのレビューで賞賛されているのが、ブッカ・レッディ役のアビマンニュ・シン。理想的な悪役を理想的に演じており、私は笑うしかなかった。初めて見たのだが、ぜひ南インドにも来てほしい人材だ。しかし、【Dabangg】の仰天ヒットが示すように、ボリウッドでもアクション映画復活の兆しが見られるので、そちらで重宝されるかもしれない。

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 シヴァージー・ラーオ役のシャトルガン・シンハは、有名な俳優なのだが、私は初めて見た。非常にエレガントに演じていたと思うが、モデルであるNTRのことを本当にヴィシュヌのアバターだと信じているテルグ人の目にはどう映ったか、気になるところだ。

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 プラタープの妻ナンディニ役はラーディカー・アプテーという女優。プネー出身の人らしい。パート1では特に見せ場はなかったが、印象は悪くなかった。

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 テルグ映画界からはコータ・シュリーニヴァーサ・ラーオとタニケッラ・バーラニが出ている。重要なのはコータ(ナーガマニ・レッディ役)のほうで、彼は自分でテルグ語吹き替えもやっている。
 カンナダ映画界からはスディープ(情報部員役)がちらっと出ていた。

 もう1人、個人的趣味として、アシュウィニ・カルシェーカルが婦人警官役で出ていたことを記しておく。私はなぜかこの強面オバチャマが好きで、制服姿に萌えないこともなかった。

◆ 音楽・撮影・その他
 RGV監督作品として、撮影やアクション・シーンの作り方については今さら多くを語る必要はないだろう。特にアクション・シーンは、スローモーションや特撮などほぼ使わず、緻密なカメラワークと編集技術だけで大変な緊張感を作り出しているのだが、こういうところは若い監督たちも手本としてほしい。

 音楽・音響もいつものコンセプトで作られていたが、もうこの手には飽きてしまったし、うるさくも感じられた。

◆ 結語
 興行的には、ヒンディー語版はイマイチ、テルグ語版はAP州で大ヒット、と伝えられている。これも頷けることだ。というより、こういうローカル色の強い物語はその地方の、すなわちテルグ映画としてのみ作られるべきだったと思う。別にヒンディー語版を作っちゃいかんという意味ではないが、北インドの人々にはパリターラ・ラヴィンドラもNTRも馴染みのない存在で、そんな人々が本作を観ても具体性、現実味が感じられず、インド人なら誰でも知っている人物をモデルとした【Company】(02)や【Sarkar】(05)のような効果は得られないはずだ。この点、RGV監督は、テルグ人であるがゆえに、この物語の威力を過信しすぎたかもしれない。パート2ではタミル俳優のスーリヤやプリヤーマニが登場し、より南インド色が強くなると予想される。たぶん、パート1を観た北インド人の何割かは、パート2に関心を失い、リティック・ローシャンとアイシュワリヤの【Guzaarish】を観に行くだろう。
 翻って、テルグ映画の世界に親しんでいる人々なら、本作は一見の価値ありだと思う。

・満足度 : 3.5 / 5
 

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