カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Mr & Mrs Ramachari】 (Kannada)

<<   作成日時 : 2015/01/12 20:07   >>

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 今やプニート、スディープ、ダルシャンに次ぐサンダルウッドのヒット請負人となった「ロッキング・スター」ヤシュの新作。ヒロインはラーディカー・パンディトで、ヤシュとは【Moggina Manasu】(08)、【Drama】(12)に続く3度目の共演。(ちなみに、二人は実生活でも交際しているらしい。)
 監督はサントーシュ・アーナンダラームという新人。

【Mr & Mrs Ramachari】 (2014 : Kannada)
脚本・歌詞・台詞・監督 : Santhosh Anandaram
出演 : Yash, Radhika Pandit, Achyuth Kumar, Srinath, Malavika Avinash, Ashok Sharma, Vishal Hegde, Sadhu Kokila, Aruna Balaraj, Srinivas Prabhu, Rockline Sudhakar, Dhyan(特別出演), その他
音楽 : V. Harikrishna
撮影 : S. Vaidhi
編集 : K.M. Prakash
制作 : Jayanna & Bhogendra

題名の意味 : ラーマーチャーリ夫妻
映倫認証 : U
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : ロマンス/アクション
公 開 日 : 12月25日(金)
上映時間 : 2時間35分

《 あらすじ 》
 ラーマーチャーリ(Yash)は正義感の強い一本気な若者で、映画「Naagarahaavu」の主人公ラーマーチャーリに心酔していた。勉学が嫌いだったため、父シャンカル(Achyuth Kumar)は学業優秀な長男ハリ(Vishal Hegde)のほうを可愛がっていた。
 ラーマーチャーリは久々に大学に登校した際にディヴィヤ(Radhika Pandit)と出会い、一目惚れする。彼はディヴィヤにプロポーズし、「Naagarahaavu」のヒロインにちなんで「マーガレット」と呼ぶ。だが、二人の交際はディヴィヤの家族に知られることになり、彼女の母(Malavika Avinash)は二人を引き離そうとする。さらに二人の間に誤解が生じ、関係がぎくしゃくする。
 ラーマーチャーリの父シャンカルには友人ウェンカテーシュ(Srinath)がいたが、かねてよりシャンカルの長男ハリとウェンカテーシュの長女ギーターを結婚させる約束をしていた。ところがハリは恋人がいたため、その縁談を嫌って家出する。困惑したシャンカルは二男のラーマーチャーリをギーターと結婚させる約束をしてしまう。この情報はディヴィヤに知れ、憤怒から彼女は家族の選んだアーカーシュ(Dhyan)と見合いをし、結婚を承諾する。
 ところが、ラーマーチャーリとギーターの婚約式の日に、彼はギーターから「好きな人がいるから、この結婚はしたくない」と告げられる、、、。

・その他の登場人物 : ディヴィヤの兄ダットゥ(Ashok Sharma),結婚プランナー(Sadhu Kokila)

   *    *    *    *

◎ テーマ : ★★★☆☆
◎ 物 語 : ★★★☆☆
◎ 脚 本 : ★★★☆☆
・ストーリー的には「ボーイ・ミーツ・ガール」→「家族に知れ、妨害」→「さらに誤解があって、こじれる」→「親の決めた相手と婚約」→「さて結末は?」というありがちな展開。

・作品のもう一つの柱は、主人公のラーマーチャーリがプッタンナ・カナガール監督の古典的名作【Naagarahaavu】(72)の主人公、ヴィシュヌヴァルダン演じるラーマーチャーリに心酔しているという設定で、同作品への関連付けがあちこちに仕組まれており、これは面白かった。観客もこれらの箇所では大沸きだった。というわけで、ヴィシュヌヴァルダンのファン、【Naagarahaavu】が好きな人には本作は必見作となる。

・ただ、「ボーイ・ミーツ・ガール」以下の主筋と【Naagarahaavu】のモチーフが特に有機的に絡んでいるわけではないのが脚本上の弱いところ。

・主役のヤシュの活きの良さ、アクションと音楽シーンの面白さで、ストーリーの陳腐さを掻き消している。大衆の受けは良く、大ヒットしそう。

・ラーマーチャーリがディヴィヤの誕生日に贈ったプレゼントが二人の老後の肖像画(老夫婦になった姿)なのだが、あんなもんもらってうれしいのだろうか?

◎ 配 役 : ★★★★☆
◎ 演 技
・ヤシュ(ラーマーチャーリ役) ★★★★☆
 思い返せば、【Jambada Hudugi】(07)のひ弱な青年役でデビューしたヤシュがカンナダ旗を背負うヒーローにまで成長するとは! 大衆ヒーロー路線を貫徹したいようで、映画中でディヴィヤ(Radhika)に「クラス(授業)に来ないの?」と聞かれ、「オレはクラス(上流)じゃないぜ、マス(大衆)だ」と見得を切る場面が象徴的だった。
 (写真下: 胸のヴィシュヌヴァルダンの刺青がカッコよくもあり、滑稽でもあり、、。)

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・ラーディカー・パンディト(ディヴィヤ役) ★★★☆☆
 ラーディカーもさすがに良かったのだが、ビールを飲んで酔っ払う演技がもっと上手かったら4つ星になった。

・ベテランのアチュート・クマール、シュリーナート、マーラヴィカ・アヴィナーシュが実に良い仕事をしている。特にヤシュとアチュートの父子センチメントの場面は泣ける。

・ディヤーンが振られ役でカメオ出演しているが、この起用も評価ポイント。

◎ 音 楽 : ★★★★☆
◎ 音 効 : ★★★☆☆
◎ ダンス : ★★★☆☆
・ハリクリシュナの音楽は久々に良い。音楽シーンはカンナダ基準ではよくできているほう。

・‘Annthamma’という歌ではヤシュ自身が歌っている。

◎ アクション : ★★★★☆
◎ 撮 影 : ★★★☆☆
・アクション・シーンの作り方にアイデアあり。1つに、大学のグラウンドで主人公と不良たちの喧嘩シーンがあるのだが、その隣で何かのセレモニーをやっていて、インド国歌が流れ国旗の掲揚が行われるや、ファイトも一時中断で、直立不動の姿勢を取る。ところが、これが映画中の登場人物だけでなく、映画館内の観客も一斉に起立し、国歌が終わるまでそうしていた(やむなく私も)。これには驚いた。(というわけで、皆さんもご自宅で本作のDVDを鑑賞することがあれば、この場面では「気を付け」の姿勢になってくださいね。)

◎ その他(覚書)
・クライマックスの丘は【Naagarahaavu】でお馴染みのあの丘らしい。

◆ 完成度 : ★★★☆☆
◆ 満足度 : ★★★★☆
◆ 必見度 : ★★★☆☆

◆ 鑑賞データ
・鑑賞日 : 1月8日(木),公開第2週目
・映画館 : Kamakya,18:15のショー
・満席率 : 7割
・場内沸き度 : ★★★★☆ (ヤシュとヴィシュヌヴァルダンの場面での歓声)
 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
Naagarahaavu、見るのが楽しみです。
見たらもう一度らまちゃりも見たくなりそうですね。

あのスターの入れ墨って、どうもこの品質(?)で統一されているようですねえ・・。
ネットでも実際に入れてる方のよく見るんですが、大体こんなです。

あの老後の絵は、実はわたしは少し涙ぐんでしまいましたw
寄る年波でしょうか。
若いときもらったら・・・・どうでしょうねえ、確かに。
やっほー
2015/05/22 13:45
Naagarahaavuは必見の名作ですよ。
Ugrammの刺青も、そういえばそんなに丁寧なもんじゃなかったですね。
老後の似顔絵は、、やっぱり若いころにはほしくないでしょう。
 
カーヴェリ
2015/05/23 01:16

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