カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Surya vs Surya】 (Telugu)

<<   作成日時 : 2015/03/10 21:33   >>

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 テルグ俳優のニキルはキャリア的に冴えていなかったが、直近の【Swamy Ra Ra】(13)と【Karthikeya】(14)はどちらもヒットした。私はニキルのことが好きなわけでも、評価しているわけでもないのに、この【Surya vs Surya】を観たのは、これが【Karthikeya】の監督、カールティク・ガッタマネーニの新作だからということだった。【Karthikeya】は秀作とは言えないまでも、なかなか面白いアイデアを使っていたので、彼の新作なら観てもいいかな、と思った。
 ところが、これは全く私の勘違いで、カールティク・ガッタマネーニは【Karthikeya】の撮影監督だったということが観終わってから分かった。事前にそうと気付いていたら観なかったのに、、、と悔やまないこともないが、まぁ、観たんだから仕方がない。(ちなみに、【Karthikeya】の監督、チャンドゥー・モンデーティは本作の台詞を書いているようだ。)

【Surya vs Surya】 (2015 : Telugu)
物語・脚本・監督 : Karthik Gattamaneni
台詞 : Chandoo Mondeti
出演 : Nikhil, Tridha Choudhury, Madhubala, Tanikella Bharani, Sathya, Mast Ali, Thagubothu Ramesh, Praveen, Viva Harsha, Sayaji Shinde, Rao Ramesh, Raja Ravindra, Allari Subhashini, その他
音楽 : Satya Mahaveer
撮影 : Karthik Gattamaneni
編集 : Goutham Nerusu
制作 : Malkapuram Shivakumar

題名の意味 : スーリヤ対太陽
映倫認証 : U
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : ロマンス
公 開 日 : 3月5日(木)
上映時間 : 2時間10分

《 あらすじ 》
 母(Madhubala)と二人でハイダラーバードに暮らすスーリヤ(Nikhil)は、先天性のポルフィリン症患者であり、太陽光に当たると15分で死ぬ運命にあった。それで、昼夜の逆転した生活を送らざるを得なかった。彼は学士号を取るために夜間大学に通い始めるが、クラスメートのアルナ・サーイ(Sathya)やエルサム(Tanikella Bharani)らと親しくなる。アルナ・サーイの本業はオート運転手、エルサムは小さな食品店のオーナーだった。
 スーリヤはテレビの深夜番組の司会者サンジャナー(Tridha Choudhury)の大ファンだった。ある夜、スーリヤと友人たちが移動式のアイス・ゴーラー屋で休んでいるとき、収録帰りのサンジャナーが店にやって来る。

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 その日以来、スーリヤたちはアイス・ゴーラー屋(Viva Harsha)に頼んで、テレビ局の近くに店を出してもらう。それでスーリヤはサンジャナーと親しくなることに成功する。さらにいくつかの過程を経て、サンジャナーもスーリヤを愛するようになる。
 だが、スーリヤは自分の病気のことをサンジャナーには隠していた。それが彼女にも彼女の父(Sayaji Shinde)にもバレてしまい、病気のことよりも、真実を隠していたことに失望したサンジャナーは、スーリヤと別れることにする。一旦は諦めかけたスーリヤだが、友人たちに励まされ、サンジャナーの愛を再び勝ち得るために動き出す、、。

   *    *    *    *

◎ テーマ : ★★★★☆
◎ 物 語 : ★★☆☆☆
◎ 脚 本 : ★★☆☆☆
・物語の鍵となるスーリヤの病気は「ポルフィリン症」というもので、詳しいことは知らないのでネットで調べてもらうことにして、とにかく、太陽光に当たると身体に深刻な障害を引き起こす奇病らしい(ただし、映画中のスーリヤのように、15分で死ぬほどの劇症があるかどうかは知らない)。それで、せっかく太陽神スーリヤにちなんで命名されたスーリヤだが、生涯太陽を呪う生活を送ることになる。

・難病・奇病をテーマにした映画は、ヒンディー映画では【Taare Zameen Par】(07)や【Paa】(09)など、稀に現れるが、南インド映画だとかなり珍しい(というか、ちょっと思い浮かばない)。ここまで珍しい病気/障害をテーマとしなくとも、癌やうつ病、ポリオ、不妊症、知覚障害、知的障害、自閉症など、それほど珍しくない病気/障害をテーマとした作品なら多く、そうした症状を抱える登場人物が、理解し受け入れてくれる人に出会う、一般的社会の一員として認められるという話は、それぞれそれなりに面白い。

・ただ、本作はアイデアとしてはすごく面白いのに、結局、映画作品としてうまく結実せず、面白い作品にならなかったのが悲しい。こういうネタの映画をアーミル・カーンに作らせたなら、、、それも想像したくないが。

・しかし、本作は全体としては満足度は低いが、個々のネタなどは面白かった。私的には、インドにもそりゃああるはずなのに、これまで意識になかった「夜間大学」の様子が興味深かった。

・また、本作はテルグ映画と言うよりはハイダラーバード映画と言ってもいいほど、ハイダラーバードの、特にムスリムの多く住む旧市街の様子が魅力的に捉えられている。フセイン・サーガルにあんな遊覧船があるのかどうか知らないが、もし映画のとおりなら、一度は乗ってみたい。

◎ 配 役 : ★★★★☆
◎ 演 技
・ニキル(スーリヤ役) ★★★☆☆
 特殊なコンプレックスを持つ青年の役だが、うまく演じていたと思う。
 (写真下:同級生ですぅ。)

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・トリダー・チャウダリー(サンジャナー役) ★★★☆☆
 初めて見る人。ベンガル人かな? 可愛いのは可愛いが、どうもマラヤーラム女優のナミター・プラモードのようにエラ張りで、堅い感じがするのが嫌だった。

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・タニケッラ・バラニとサティヤがスーリヤの同級生役をやっており、面白かった。旧市街ではちょいと知られたヤクザを演じたマスト・アリーもまずまず。

・スーリヤの母親役には【Anthaka Mundu Aa Tarvatha】(13)で南インド映画にカムバックしたマドゥバーラが就いていた。それは特記事項ではないが、その「遺影」のみ登場する死別した主人が、なぜかラグヴァランだった。

◎ 音 楽 : ★★★☆☆
◎ BGM : ★★☆☆☆
◎ ダンス : ★★☆☆☆
・音楽シーンは3曲しか記憶にないが、初めの2曲は良い。

◎ アクション : ★★☆☆☆
◎ 撮 影 : ★★★☆☆
◎ 編 集 : ★★★☆☆
・監督のカールティク・ガッタマネーニ自身が撮影も担当している。物語の性格上、勢い夜間や屋内の場面が中心となり、絵的には暗いのだが、その割にきれいに撮っている。

◎ その他(覚書)
・物語中、アイス・ゴーラー屋が効果的に使われていた。アイス・ゴーラーとはアイスキャンデーみたいなもので、下の写真のように、かき氷を固めたものをシロップにつけて舐めるというもの。

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 これが暑い時期には人気があって、例えば、、、
 女優のラクル・プリート・シンさんも舐め舐めしています。

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 タマちゃんもちゅぱちゅぱ吸ってますねぇ。

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 おお、さすがディーピカー嬢、豪快に咥えてます!

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 皆さん、アイス棒がお好きなんですね。

◆ 完成度 : ★★☆☆☆
◆ 満足度 : ★★☆☆☆
◆ 必見度 : ★★☆☆☆

◆ 鑑賞データ
・鑑賞日 : 3月8日(日),公開第1週目
・映画館 : Chandrodaya,11:00のショー
・満席率 : 1割

 

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【Ekkadiki Pothavu Chinnavada】 (Telugu)
 ニキル主演の映画は【Swamy Ra Ra】(13)、【Karthikeya】(14)、【Surya vs Surya】(15)など、重くもなく、軽くもなく、そこそこ楽しめるものが多いが、この新作【Ekkadiki Pothavu Chinnavada】は私好みの中途半端なヒロインが3枚出演するということで、やはり観ておきたかった。 ...続きを見る
カーヴェリ川長治の南インド映画日記
2016/12/01 21:06

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