カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Ouija】 (Kannada)

<<   作成日時 : 2015/11/12 21:55   >>

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 先日観たテルグ・ホラーの【Raju Gari Gadhi】が不発気味だったので、今度はカンナダ・ホラーの【Ouija】を観ることにした。こちらもたぶんいまいちだろうけど、高く評価する声も聞こえたので、掘り出し物だったらいいなぁと淡い期待を抱きつつ、観に行った。
 「Ouija」は、ホラー映画などでよく出て来る、降霊術ゲームに使われる「ウイジャボード」のことだが、カンナダ語的には表記も発音も「ウージャー」となるようだ。

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【Ouija】 (2015 : Kannada)
物語・脚本・監督 : Rajkumar Reddy
出演 : Bharat, Shraddha Das, Gayathri Iyer, Madhuri Itagi, Kadambari Jethwani, Avinash, Sayaji Shinde, Raja Ravindra, Raghu Kunche, Ganesh Shankar
音楽 : Hari Nikesh
撮影 : V. Ravikumar
編集 : S.R. Sekhar
制作 : Vikram Raju

題名の意味 : ウィジャボード
映倫認証 : A
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : ホラー
公 開 日 : 11月6日(金)
上映時間 : 2時間1分

《 あらすじ 》
 クアラルンプールのソフトウェア企業で働くクシェートラ(Gayathri Iyer)、クリシュナウェーニ(Madhuri Itagi)、ニハーリカー(Kadambari Jethwani)は仲良し三人組。彼女たちは日々の生活に退屈し、面白いことに飢えていた。そんな時に、贔屓にしているKK(Raja Ravindra)のレストランでバールラージュ(Bharat)という映画俳優志望の青年と知り合う。そこで三人は、バールラージュを主演とした短編ホラー映画を作ることを思い付く。題材として、テレビで見た「ウイジャボート」を使うことにし、専門家のイリヤース(Avinash)に会って、ボードの使い方を教わる。
 準備が整い、撮影を開始するが、その日から四人に不気味な現象が起きる。それで四人はKKとイリヤースに相談し、降霊術をした結果、どうやら四人はウイジャボードを使って悪しき霊を呼んでしまったようだった。女三人は不吉に思い、撮影の中止を決め、ウイジャボードも捨てる。

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 だが、どうしても映画俳優になりたいバールラージュが女三人に懇願したため、ストーリーを変えて、撮影を再開することにする。しかし、やはり怪現象は起き、ついにニハーリカーが死亡してしまう。残った三人は再びイリヤースに相談するが、彼は降霊術を行った後、急死してしまう。しかし、イリヤースの残したメモから、三人は「KK」の文字を見つける。彼らはKKの家に行くが、KKが見つからない代わりに、その家の一室で黒魔術が行われた跡を発見する。三人はこの怪現象はKKの仕業だと疑う。
 携帯電話のシグナルから三人は郊外の森でKKを見つけ出し、問い詰める。だがKKは、この出来事の背景には死亡したマーヤー(Shraddha Das)という女性の霊が絡んでいると主張する、、。

・その他の登場人物 : サンターナ・ファキール(Sayaji Shinde),ディーラージ(Raghu Kunche)

   *    *    *    *

◎ テーマ : ★★☆☆☆
◎ 物 語 : ★★☆☆☆
◎ 脚 本 : ★★★☆☆
・ふうむ、掘り出し物発見の期待を抱いて観てみたが、贋作をつかまされたかな。確かに、これまでのカンナダ・ホラーとは違い、よりハリウッドB級ホラーのノリに近付いていて、あまり退屈はしなかったが、結局怖くないもん。ゾクッとしたのは2,3場面かな。

・ちなみに、「Ouija」を題材にしたホラー映画は過去にも複数回作られているようで、アメリカ映画にも同名の【Ouija】(14)がある。それは観ていないのでよく分からないが、あらすじを読む限り、このカンナダ作品の【Ouija】はリメイクでも翻案でもなさそう。

・それにしても、南インドでもホラー映画ははっきりしたトレンドになっているが、頭一つ抜け出て良い作品を作っているのはタミルだな。カンナダもテルグも、アイデアの面白さ、ナンセンスさ、映像の鋭さ等、すべての点で落ちる。

・B級ホラーを観て、「分からないのは」と書くのもナンセンスに違いないが、、、分からないのは、なんで舞台が全編マレーシア(クアラルンプール、ランカウイ島)なの? 主人公のバールラージュはカンナダ語映画のスターになることを夢見ているという設定だったが、ならベンガルールにいろよ。

・幽霊が「殺される」、「死ぬ」という感覚も私には理解しにくい。もっとも、ホラー映画で幽霊が「死ぬ」のは珍しくないが、本作のマーヤー(Shraddha Das)の悪霊みたいに、まるで生身の人間がナイフで刺されて死ぬかのごとく、シヴァの三叉戟で刺されて「ギャーッ!」というのはどうも。

・だいたい、マーヤーはある人物に恨みを抱いて幽霊になったのであるが、その恨みを抱く理由というのがあまり大したことではなく、祟るほどのことかなぁ、すべてはあんたの自業自得じゃん、と思った。

・1つでも「すげぇー」という点があれば、作品全体の印象も変わるのだが、それも特になかった。強いて言えば、ニハーリカー役のKadambari Jethwaniさんの顔が、幽霊役でもないのに、幽霊のマーヤーより怖かったことかな。

◎ 配 役 : ★★★☆☆
◎ 演 技
・バラト(バールラージュ役) ★☆☆☆☆
 一応主役だが、下の三人娘の迫力に押されて、まったく影が薄かった。というより、何であれ影の薄そうな人で、映画館を出たころには顔が思い出せなかった。
 (写真下:左端の男性がバラト氏。)

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・Gayathri Iyer(クシェートラ役)、Madhuri Itagi(クリシュナウェーニ役)、Kadambari Jethwani(ニハーリカー役)は、揃いも揃って乳のデカさで起用されたのではないかと思うぐらい、胸の揺れ具合がホットだった。フェロモン姉さんの恐怖に歪む顔を見せるという、B級ホラー映画の一要件はクリアしている。
 (写真上:右よりMadhuri Itagi、Gayathri Iyer、Kadambari Jethwani。)

・シュラッダー・ダース(マーヤー役) ★★☆☆☆
 ついにこのお方もカンナダ・ホラーに出演するまでに落ちぶれたか、、(ただし、彼女の名誉のために言っておくと、本作はテルグ語版も同時製作されたらしいので、テルグ・ホラーでもある。)

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・しかし、こうも素人くさい演技陣に混じると、アヴィナーシュやサーヤージー・シンデーがパドマシュリーを授与したいほどの名優に見えるなぁ。

◎ 音 楽 : ★★☆☆☆
◎ BGM : ★★☆☆☆
◎ ダンス : ★★☆☆☆

◎ アクション : ★★★☆☆
◎ 美 術 : ★★☆☆☆
◎ 衣 装 : ★★☆☆☆
◎ 撮 影 : ★★★☆☆
◎ 特殊効果 : ★★★☆☆
◎ 編 集 : ★★★☆☆

◆ 完成度 : ★★☆☆☆
◆ 満足度 : ★★☆☆☆
◆ 必見度 : ★☆☆☆☆

◆ 鑑賞データ
・鑑賞日 : 11月10日(火),公開第1週目
・映画館 : Gopalan Cinemas (RR Nagar),12:05のショー
・満席率 : 2割
・場内沸き度 : ★★☆☆☆

 (オマケ画像:「ハッピー・ディーパーワリや!」と言ったとか言わないとか。)

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