カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Ekkadiki Pothavu Chinnavada】 (Telugu)

<<   作成日時 : 2016/12/01 21:06   >>

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 ニキル主演の映画は【Swamy Ra Ra】(13)、【Karthikeya】(14)、【Surya vs Surya】(15)など、重くもなく、軽くもなく、そこそこ楽しめるものが多いが、この新作【Ekkadiki Pothavu Chinnavada】は私好みの中途半端なヒロインが3枚出演するということで、やはり観ておきたかった。

【Ekkadiki Pothavu Chinnavada】 (2016 : Telugu)
物語・脚本・監督 : VI Anand
出演 : Nikhil Siddharth, Hebah Patel, Nandita Swetha, Avika Gor, Vennela Kishore, Satya, Sudarshan Reddy, Raja Ravindra, Viva Harsha, Tanikella Bharani, Prudhviraj, Praveen, Thagubothu Ramesh, Annapurna, 他
音楽 : Sekhar Chandra
撮影 : Sai Sriram
編集 : Chota K. Prasad
制作 : P.V. Rao

題名の意味 : どこへ行った、ベイビー
映倫認証 : U/A
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : ファンタジー/ロマンス
公 開 日 : 11月18日(金)
上映時間 : 2時間19分

《 あらすじ 》
 2012年、大学生のアルジュン(Nikhil)はアーイーシャ(Avika Gor)と結婚するために結婚登録事務所にいたが、結局彼女は現れなかった。この経験は彼の心に深い傷を残す。
 2016年、グラフィックデザイナーとなったアルジュンは、霊に取り憑かれた友人キショール(Vennela Kishore)を精神科診療所へ連れて行く。そこで不気味な行者に会い、除霊で有名なケーララのマヒシャースラ寺院に行けと告げられる。アルジュンとキショールは早速その寺院へ行く。
 キショールが除霊を受けている間、アルジュンはアマラ(Hebah Patel)という女性と知り合う。アマラはヴィジャヤワーダ在住のベジタリアンで、姉の除霊のために来たとのことであった。二人はすぐに恋仲となり、アルジュンは結婚も考える。しかし翌朝、アマラは忽然と姿を消す。
 納得の行かないアルジュンは、アマラの田舎ヴィジャヤワーダへ行き、彼女の父(Tanikella Bharani)に会う。だが、アマラはすでに死んでいると知らされる。
 ハイダラーバードに戻ったアルジュンは、ある日アマラと瓜二つの女性に遭遇する。だが、それはハイダラーバード在住のニティヤで、ノンベジだった。アルジュンは狐につままれるが、驚いたことに、彼女の姉から、ニティヤにはアマラという女の霊が憑いたため、ケーララへ除霊に行っていたと知らされる。と、そこへアルジュンにアマラと名乗る女性から電話が入り、「愛してる」と告げられ、待ち合わせ場所と時刻を指定される。
 不気味に感じたアルジュンは友人をその待ち合わせ場所へ行かせ、様子を見る。だが、そのアマラ(Nandita Swetha)はアルジュンの家までやって来、「私を忘れたの?」と言って、居座る。
 その頃ニティヤと親しくなっていたアルジュンは、ニティヤに会うため、アマラには「SSラージャマウリと打ち合わせがある」と嘘をついて、家を出る。だが、この嘘はばれてしまい、アマラはアルジュンとニティヤが会っている場所へと行く。だがちょうどその時、ニティヤがアルジュンにプロポーズしている場面に出くわす。怒ったアマラは、4年前の出来事をアルジュンに話す、、。

   *    *    *    *

◎ テーマ : ★★★☆☆
◎ 物 語 : ★★★★☆
◎ 脚 本 : ★★★☆☆
・あまり期待しないで観たが、殊のほか面白かった。すごい映画、よくできた映画という印象はないが、ハートをつかむものはある。

・ファンタジーで、成仏できない霊を扱ったホラー映画でもあるのだが、主題は愛。ファンタジーやホラーとして見るよりも、ラブストーリーとして見ると、納得がいく。

・監督のVI・アーナンドという人は、フィルモグラフィーを見る限りパッとしないが、本作に関して言えば、伝えたい情念をはっきり描くことができる人のようで、なかなか良い。

・脚本的には、退屈な部分も多く、良いとは言えないが、ストーリーの組み方は良い。アマラという女性は一体誰なのか、そのヒネリが面白かった。

・南インド映画ではホラーやホラー系スリラー/ファンタジーが当たり前のように登場するようになったが、そうなると飽きられるはず。本作は通常のホラーとはずいぶん違っていて、観客は目新しいものを感じただろう。いろいろな点でそうだが、大きく言って、女性の幽霊が出る映画でも「復讐物」にしなかったのが正解だったと思う。

・ただ、物語の設定とか前提とかは子供だましな部分が多い。こういうガラスのビン(写真下)に魂を封じ込めるというのもなぁ、、。ニキルのイメージがそうなのか、ニキル主演の映画は漫画みたいなのが多い。(こうやって見ると、コミックやアニメが発達していないインドにあって、やっぱり映画がその代替になっているのかなと。)

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◎ 配 役 : ★★★★☆
◎ 演 技
・ニキル(アルジュン役) ★★★☆☆
 ヒーローというより、狂言回しの役割だった。肝心なのは3人のヒロイン。
 (写真下: 左よりナンディター・シュウェータ、ニキル、ヒーバー・パテール、アヴィカー・ゴール。)

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・ヒーバー・パテール(アマラ/ニティヤ役) ★★★☆☆
 【Kumari 21F】(15)の成功で女優らしくなってきたが、まだまだかな。しかし、笑顔が決まったときは悩殺ものだ。驚いたことに、胸がデカくなっていた。

・ナンディター・シュウェータ(アマラ/パールワティ役) ★★★★☆
 驚きだった。タミル映画【Puli】(15)ではヴィジャイの妻役でありながら全く注目されなかったが、本作は鬱憤を晴らすかのような存在感だった。女の霊に憑かれた女、恋に憑かれた女、嫉妬に猛る女と、この人の出番は怖かった。

・アヴィカー・ゴール(アーイーシャ役) ★★★☆☆
 ほとんどカメオと言ってもいい出演時間だったが、重要な役回り。【Uyyala Jampala】(13)の時よりずっと大人っぽくなっているが、まだ19歳。両眉の間を剃らないという頑固さはあっぱれと言ってやりたい。

◎ 音 楽 : ★★★☆☆
◎ BGM : ★★★☆☆
◎ ダンス : ★★☆☆☆
・音楽と音楽シーンの作り方、入れ方は良い。ヒロインが3人いるので、ニキルがそれぞれのヒロインを相手にするデュエットがあって、賑やかだった。

◎ アクション : ★★☆☆☆
◎ 美 術 : ★★★☆☆
◎ 衣 装 : ★★★☆☆
◎ 撮 影 : ★★★☆☆
◎ 特殊効果 : ★★★☆☆
◎ 編 集 : ★★☆☆☆

◎ その他(覚書)
・ヴィジャヤワーダがラウディズムの本場みたいな言い方をしているのが面白かった。

・映画開始前の禁煙キャンペーンが元クリケットのスター選手、ラーフル・ドラヴィドを起用したもので、格段にカッコよくなっていた。

◆ 完成度 : ★★★☆☆
◆ 満足度 : ★★★★☆
◆ 必見度 : ★★★☆☆

◆ 鑑賞データ
・鑑賞日 : 11月27日(土),公開第2週目
・映画館 : Gopalan Cinemas (Arch Mall),12:45のショー
・満席率 : 6割
・場内沸き度 : ★★★☆☆
 

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【Vangaveeti】 (Telugu)
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2016/12/28 21:24

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