カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Fidaa】 (Telugu)

<<   作成日時 : 2017/07/25 21:02   >>

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【Fidaa】 (2017 : Telugu)
物語・脚本・台詞・監督 : Shekhar Kammula
出演 : Varun Tej, Sai Pallavi, Raja Chembolu, Sharanya Pradeep, Sai Chand, Aryan Talla, Satyam Rajesh, Geetha Bhaskar, Harshvardhan Rane(特別出演), 他
音楽 : Shakthi Kanth Karthick
撮影 : Vijay C. Kumar
編集 : Marthand K. Venkatesh
製作 : Dil Raju

題名の意味 : 献身
映倫認証 : U
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : ロマンス
公 開 日 : 7月21日(金)
上映時間 : 2時間25分

《 あらすじ 》
 ワルン(Varun Tej)はアメリカで医学を勉強するNRI。両親はおらず、兄ラージュ(Raja Chembolu)、弟ブッジ(Aryan Talla)と暮らしていた。ワルンは兄の結婚のために動き、ネットを通してテランガーナ州バーンスワーダに暮らすレーヌカー(Sharanya Pradeep)という女性を見つけ、お見合いの話を決める。
 ラージュはバーンスワーダの村まで行くことになるが、それにはワルンとブッジも同行する。お見合いの結果、ラージュとレーヌカーはどちらも気に入り、式の準備が始まる。
 ところで、レーヌカーにはバーヌ(バーヌマティ:Sai Pallavi)という妹がいた。バーヌは気が強く、しっかりした考えを持つ女性で、故郷の村と農業、そして何よりも父(Sai Chand)を愛していた。結婚式の準備を通して、ワルンとバーヌは互いに強く惹かれるものを感じる。だが、どちらも告白などできないでいた。
 結婚式が終わり、ラージュら3人はレーヌカーを連れてアメリカへ戻ることになる。その移動中の列車の中で、バーヌはワルンと従妹が話しているのを立ち聞きし、ワルンがインドの田舎などに暮らす気がないことを知る。ショックを受けたバーヌはワルンを無視し始める。
 アメリカに戻ったワルンは、バーヌのことが忘れられず、プロポーズのメッセージを送る。だがバーヌはそれを冷たくあしらう。
 しかし、レーヌカーが妊娠し、家事ができなくなった段階で、父はバーヌにアメリカへ行って姉の手助けをするように命じる。かくしてバーヌとワルンは再会することになるが、、。

・その他の登場人物 : ワルンの友人アリー(Satyam Rajesh)

   *    *    *    *

◎ テーマ : ★★★☆☆
◎ 着 想 : ★★★☆☆
◎ 物 語 : ★★★☆☆
◎ 脚 本 : ★★★★☆
・シェーカル・カンムラ監督の作品は、【Leader】(10)を除いて、【Anand】(04)、【Godavari】(06)、【Happy Days】(07)、【Life is Beautiful】(12)と、全て女性が主役か、ヒロインが主人公より強い印象を残す作品となっている。本作もそのとおりで、田舎娘だが先進的な教養も持つという、自称「ハイブリッド種」のバーヌを鮮やかに描き出している。演じたサーイ・パッラヴィも見事。

・副題に「Love-Hate-Love Story」とあるとおり、実は愛しているはずの男女が意地の張り合いでなかなか結ばれないという物語。二人のキャラクター設定、出会い、関係の進展、仲たがい、結末と、きちんと手順を踏んだ脚本が良かった。

・ただし、後半のワルンとバーヌのエゴ・クラッシュの展開がくどすぎて、全体的な面白さを落としている。

・どこかのレビューで指摘されていたが、本作が興味深いのは、主人公のワルン(とその兄弟、親類)がアーンドラ方面のテルグ語を話し、バーヌマティらがテランガーナ方言を話すということだった。で、本作は単なるラブストーリーを超えて、シェーカル・カンムラ監督はAP州とテランガーナ州の映画的な統合を図ろうとしたのではないかという指摘だったが、当たっているかどうかはさて置き、面白いと思った。

・AP州とテランガーナ州だけでなく、本作は村落部と都市部、インドとアメリカという二項対立の調和を図ろうとした映画だと見ても面白い。

◎ 配 役 : ★★★☆☆
◎ 演 技
・ワルン・テージ(ワルン役) ★★★☆☆
 サーイ・パッラヴィに主役の座を奪われてしまったが、引き立て役としては十分な働きだった。前作の【Mister】(17)は惨事だったが、これで面目躍如になっただろう。

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・サーイ・パッラヴィ(バーヌマティ役) ★★★★☆
 上で書いたとおり、非常に力強い、長く記憶に残るパフォーマンスだった。汚い声だったが、声優が付かず、テランガーナ方言のテルグ語をセルフダビングしているらしい(母語はタミル語かな?)。あのピンク色で、ぶつぶつがあり、ぴかぴか光る頬っぺたは田舎娘役にぴったりだが、もっと肌の色を濃くすべきだったと思う。

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・シャランニャ・プラディープ(レーヌカー役) ★★★☆☆
 重要登場人物の少ない映画だったので、もう一人、バーヌの姉役のこのお方を紹介しておく。地味だが、なかなか良かった。
 (写真下: たぶん、本作の何かのセレモニーで。)

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◎ 音 楽 : ★★★★☆
◎ BGM : ★★☆☆☆
◎ ダンス : ★★★☆☆
・村の結婚パーティーでサーイ・パッラヴィがダンスをする歌が印象的。サーイ・パッラヴィはダンスも上手いが、しかし不思議なことに、彼女のダンスと、下手くそなトリシャーやサマンタのダンスと、どちらが見たいかと聞かれると、後者なんだよなぁ。

◎ アクション : ★★☆☆☆
◎ 衣 装 : ★★★★☆
◎ 撮 影 : ★★★☆☆
◎ 編 集 : ★★★☆☆
・必要なかったと思うが、アクション・シーンが1つあった。

◎ その他(覚書)
・バーヌの村はテランガーナ州バーンスワーダと設定されており、最寄りの鉄道駅がSirnapalliだったので、おそらくニザーマーバードとカーマーレッディの中間ぐらいだろう。テランガーナの村が舞台になるテルグ映画は比較的珍しいかな。

◆ 完成度 : ★★★☆☆
◆ 満足度 : ★★★☆☆
◆ 必見度 : ★★★★☆

◆ 鑑賞データ
・鑑賞日 : 7月23日(日),公開第1週目
・映画館 : Cinepolis (ETA Mall),10:40のショー
・満席率 : 8割
・場内沸き度 : ★★★☆☆ (ジョークは機能していたよう。)

 

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