カーヴェリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Idam Premam Jeevanam】 (Kannada)

<<   作成日時 : 2018/03/21 22:51   >>

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【Idam Premam Jeevanam】 (2018 : Kannada)
物語・脚本・台詞・監督 : Paghavanka Prabhu
出演 : Sanath, Shanaya Katwe, Siri Raju, Avinash, Malavika Avinash, 他
音楽 : Judah Sandhy
撮影 : Naveen Panchakshari
編集 : Kumar C.K
製作 : Gokul N.K, Naveen Kumar J.P

題名の意味 : これが愛、人生
映倫認証 : U
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : ロマンス
公 開 日 : 3月16日(金)
上映時間 : 2時間11分

《 あらすじ 》
 アビ(アビマンニュ:Sanath)とアディティ(Shanaya Katwe)は同じ工業大学のクラスメート。アビは友人たちと楽しくやり、女の尻を追い回す日々だったが、実は頭の切れる好人物で、友人たちの問題を密かに解決したりしていた。片やアディティは試験で一番のガリ勉タイプで、アビからは「テキストブック」と呼ばれていた。対して、アディティはアビを「変人」と呼んでいた。二人は特に仲が良かったが、恋仲ということではなかった。しかし、アディティの妹(Siri Raju)は姉に「彼は絶対に姉ちゃんを愛してる」と断言する。それでアディティも自分の気持ちに気付く。
 ある日、共通の友達のガガナが失恋が原因で自殺未遂する。アビは友人たちの前ではガガナの愚かな行為を批判するが、裏ではガガナの母に適切な助言を与える。それでガガナは立ち直る。アビと友人たちはガガナの元カレを監禁し、懲らしめる。
 アディティは父に縁談を持ち掛けられても、断っていた。そして、ついにアビの両親の面前でプロポーズする決意をし、彼の田舎へ行くことにする。だが、この小旅行にはアビの男友達3人とアディティの妹、そしてアディティの友達のアルピタとガガナも同行することになり、アディティは凹む。
 アディティらはまずアビの叔父の家に宿泊する。そして翌朝、いよいよアビの実家へ行くが、ここで思いがけない事実を知らされる。実はアビの両親(Avinash & Mlavika Avinash)と弟は数年前に交通事故で他界していたのである。さらにこの時、アビは両親の希望を叶えるために、アメリカの大学院に留学することを公表する。アディティはショックを受ける。
 アビが出発する前に、アディティは何とか気持ちを伝えたいと思っていたが、彼の態度を見て、結局プロポーズはできなかった。アビは友人や叔父と別れの杯を交わし、アメリカへ旅立つ。
 アディティは会社で働き始めるが、アビからは音信不通だった。それで1年後に、とうとう父の勧める相手と結婚する決意をするのであったが、、。

   *    *    *    *

◎ テーマ : ★★★☆☆
◎ 着 想 : ★★☆☆☆
◎ 物 語 : ★★☆☆☆
◎ 脚 本 : ★★☆☆☆
◎ 演 出 : ★★☆☆☆
・インドの大衆的なレベルでは、インド映画というのはスター本位で観るものであり、勢い大スター中心の映画が映画館を占拠する。私はと言えば、監督で観たいタイプだが、スター監督の映画にはたいていスター俳優が出演するので、結局スター本位の映画を観てしまうことになる。しかし、実はそうしたスター監督&スター俳優の映画などは、荒唐無稽だったり、メッセージが大雑把だったりするので、インド生活者であり、インド映画にインド人の「生の一片」を見出してほくそ笑みたい私にはつまらなかったりする。そんなわけで、機会を見つけては、インディー系の映画も鑑賞するようにしている。で、この【Idam Premam Jeevanam】はトレイラーを見て感じるところがあったので、観て来た。監督はラーガヴァーンカ・プラブという若いお方で、おそらく新人。

・感想としては、好きなタイプの映画で、内容的には一定の満足感があったが、脚本にアイデアが乏しく、技術面(特に撮影と演技)もアマチュアレベルで、苦しいものも感じた。マイナー映画ながら成功した【Simpallag Ond Love Story】(13)、【1st Rank Raju】(15)、【Ondu Motteya Kathe】(17)などには及ばない(本ブログで紹介した作品では【Mirchi Mandakki Kadak Chai】のレベルか)。歌が数曲あったにせよ、この種の映画で2時間11分は長すぎる。

・しかし、テーマ的にははっきり自覚したものがあり、評価できる。それは「親が一番、世界の他の全てはその次」というもので、いや、地味と言えば地味だが、これはインドの若い世代(いつの世代も、と言ってもよさそうだが)にとっては、恋愛/結婚、就職などでの自分の意思と親の意思が対立した際に直面する切実な問題だ。いかに親の意思を尊重しつつ、自分の意思を実現させるかが問題となるが、本作はその問題に説得的な回答例を与えている。

・この種のインディー映画では身近な(若者たちがタメ口で言うような)ジョークが出てくるのも楽しみの一つだが、本作でもいろいろあった。例えば、せっせと結婚相手を紹介してくる親類のことを、インド映画の最初に流される「飲酒は健康を害します」にもじって、「親類は健康を害します」と表現するとか。

・ちなみに、映画中に出てきて、小さいキーとなっていた「Hulisaaru」という料理は、酸味の強いサンバルのこと。

◎ 配 役 : ★★★☆☆
◎ 演 技
・サナト(アビ役) ★★★☆☆
 知らない俳優。第10学年修了試験の成績が97パーセントで、友人のためなら徹底してお助けマンになるという超好人物はリアリティーを欠くが、サナト自身のカメラ怖じしない演技は良かった。髭がある顔とない顔のギャップが大きくて、笑った。
 (写真下の左。ヒロイン役のシャナヤと。)

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・シャナヤ・カトウェー(アディティ役) ★★☆☆☆
 ヒロインのこのお方も知らない女優。ガリ勉で試験はいつも一番、サティヤ・サーイバーバーの信者と、一見保守的で大人しそうだが、ロイヤル・エンフィールドに跨り、彼の両親の前でのプロポーズを決断するというモダンな一面も持つ女性を、かなり下手くそに演じていた。しかし、はっきりした顔立ちで、タミル映画【Aruvi】(17)のカンナダ・リメイクを作るなら、この方にやってもらいたいと思った。
 (写真下: この横顔がきれいだと思った。)

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・シリ・ラージュ(アディティの妹役) ★★☆☆☆
 むしろ、アディティの妹を演じたこの風変わりな顔立ちのお方のほうが良い芝居をしていた。

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・有名な俳優はアヴィナーシュとマーラヴィカー・アヴィナーシュだけだけだったが、実生活では夫婦のこのお二方が映画で夫婦役を演じるのは初めてらしい。

◎ 音 楽 : ★★★☆☆
◎ BGM : ★★☆☆☆
◎ ダンス : ★☆☆☆☆
・数曲あった歌は意外に良かった。

◎ 撮 影 : ★★☆☆☆
◎ 編 集 : ★★☆☆☆

◆ 完成度 : ★★☆☆☆
◆ 満足度 : ★★★☆☆
◆ 必見度 : ★☆☆☆☆

◆ 鑑賞データ
・鑑賞日 : 3月18日(日),公開第1週目
・映画館 : The Cinema (GT World, Magadi Rd),11:00のショー
・満席率 : 1割未満
・場内沸き度 : ★☆☆☆☆
・備 考 : 英語字幕付き

 

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