カーヴェーリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Agnyaathavaasi】 (Telugu)

<<   作成日時 : 2018/01/16 22:34   >>

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【Agnyaathavaasi】 (2018 : Telugu)
脚本・監督 : Trivikram Srinivas
出演 : Pawan Kalyan, Keerthy Suresh, Anu Emmanuel, Aadhi Pinisetty, Boman Irani, Khushboo, Tanikella Bharani, Murali Sharma, Rao Ramesh, Parag Tyagi, Vennela Kishore, Sampath Raj, Raghu Babu, Jayaprakash, Ajay, Srinivasa Reddy, Abhishek Maharshi, Aadukalam Naren, Aditya Menon, Sameer Hasan, Indraja, Pavitra Lokesh, 他
音楽 : Anirudh Ravichander
撮影 : V. Manikandan
編集 : Kotagiri Venkateswara Rao
製作 : S. Radha Krishna

題名の意味 : 亡命王子
映倫認証 : U/A
タ イ プ : 翻案
ジャンル : コメディー/アクション
公 開 日 : 1月10日(水)
上映時間 : 2時間38分

《 あらすじ 》
 ABグループを率いる大実業家のヴィンダ・バールガウ(Boman Irani)とその息子モーハンが相次いで殺される。だがそれは表向き事故死または自殺に偽装されていた。ABグループが重役のシャルマ(Murali Sharma)とヴァルマ(Rao Ramesh)に乗っ取られそうな危機に、会社の取締役でもあるヴィンダの妻インドラーニ(Khushboo)はアビ(Pawan Kalyan)を呼び寄せる。アビはヴィンダと先妻クリシュナウェーニ(Indraja)との間にできた息子で、さる仔細あって存在が隠されていたのである。
 アビは父と弟の死の謎を解くために、バーラスブラマニヤムという人物になりすまし、ABグループに入社する。そして、シャルマの秘書スーリヤカーンタム(Anu Emmanuel)とヴァルマの娘スクマーリ(Keerthy Suresh)に接近する。だが、いろいろと調べた結果、シャルマとヴァルマは父が殺せるほどの大物ではないことが分かる。
 実はヴィンダ殺害の首謀者はもう一人の取締役のシーターラーム(Aadhi Pinisetty)だった。彼は社内の手下パラーグ(Parag Tyagi)からの報告で、バーラスブラマニヤム(アビ)が怪しいと睨み、刺客を送る。だが、アビはそれを難なく退ける。
 シーターラームはさらに刺客を放ち、インドラーニを殺害しようとする。だが、これもアビが退ける。その際に刺客のリーダー(Aditya Menon)が首謀者としてシーターラームの名前を吐く。インドラーニはアビにシーターラームについて話す。
 インドラーニは重役会議で、ABグループの新CEOにヴィンダの息子であるアビを推す意向を示す。だがこれにシーターラームが異議を挟む。そして、アビが本当にヴィンダの子であるかどうか、証拠を示せと要求する。アビは証拠を求めて、ブルガリアへと飛ぶ、、。

・その他の登場人物 : アッパージー(Tanikella Bharani),バーラスブラマニヤム(Vennela Kishore),コーテーシュワラ・ラーウ(Raghu Babu),アーディティヤ・バンダル(Ajay),その兄(Jayaprakash),代議士(Aadukalam Naren),警官(Sampath Raj)

   *    *    *    *

◎ テーマ : ★★★☆☆
◎ 着 想 : ★★★☆☆
◎ 物 語 : ★★★☆☆
◎ 脚 本 : ★★☆☆☆
◎ 演 出 : ★★★☆☆
・本作はパワン・カリヤーンの25本目の記念作であるだけでなく、政治活動に専念したい彼にとって引退作品になるのではとも報道され、また監督がトリヴィクラムということもあって、公開前の話題度はかなり高かった。もっとも、そうしたことは私にとって本作のヒロインがキールティ・スレーシュとアヌ・インマニュエルであること以上に重要ではないのだが、とにかく観ずばなるまいと思った。

・ところが、どうしたことか、公開後の評価は芳しくなく、早々とフロップ宣言が出され、これではパワン・カリヤーンも俳優業に幕引きできないのではとの記事も現れた。そんなわけで、キールティとアヌ以外、特に期待はせずに観に行ったが、思ったより面白かった。

・どの辺がテルグ人を失望させたのかは分からないが、確かにスローテンポで間延びした感じがし、パンチが乏しいようには見えた。このペースで2時間38分も座れるほど、インド人は我慢強くないということだろう。

・しかし、ぼさっと見る分には、バカバカしいネタの連発で、私は楽しめた。

・それに、トリヴィクラム監督らしいスタイリッシュな映像処理やアクション・シーンは今回も評価できる。例えば、ヴィンダがビルから突き落とされて、落下する途中で紅葉の葉に変わって、次のシーンに移るとか、アクションで殴られた悪漢の歯が飛び出し、それが刃物に当たって二つに割れるとか。

・それ以上に面白いと思ったのは、【Race Gurram】(14)の鑑賞記で最近のテルグ映画は従来のテルグ映画の表現スタイルを異化しつつあるというようなことを書いたが、本作もそれがはっきり見て取れたことだ。あの時は「フォーメーション・チェンジ」という変な表現を使ったが、例えば、本作では悪役と思われていた二人(シャルマとヴァルマ)が実は悪役ではなく、後半になって全くコメディアン的な役割を担わされている、といったようなことだ。

・ま、故意にフロップを作るような監督はいないと思うが、トリヴィクラムほどの神秘的な髭の持ち主なら、映画をフロップにしてパワン・カリヤーンの引退を先送りさせようとする深謀遠慮がなかったとは言えまい(←ないない)。

◎ 配 役 : ★★★★☆
◎ 演 技
・パワン・カリヤーン(アビ役) ★★★☆☆
 パワン・カリヤーンがいまいち好きになれないのは、ムダなテンションの高さやキモいカッコつけが鼻につくからであるが、本作は【Attarintiki Daaredi】(13)以上に落ち着いた感じで、良かった。パワースターももう46歳らしく、オッサンくさいものは感じたので、確かに人生の転機ではある。
 (写真下: こういういじられ方をするのはR・マーダヴァンだけかと思っていた。)

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・キールティ・スレーシュ(スクマーリ役) ★★★☆☆
 お目当て・その1のキールティだが、可愛かったので満足したものの、インパクトのある役柄ではなかった。
 (写真下の左。パワン・カリヤーン、スーリヤカーンタム役のアヌ・インマニュエルと。)

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・アヌ・インマニュエル(スーリヤカーンタム役) ★★★☆☆
 お目当て・その2は、久々に下半身がうずく女優としてカーヴェリ氏が熱視線を送っているアヌ・インマニュエル。期待どおりのエッチさだったが、こんなエロ路線でいいのかと、心配にはなった(インドのヒロイン女優の通過儀礼かもしれないが)。

・このキールティ(スクマール)とアヌ(スーリヤカーンタム)がブルガリアでパワン・カリヤーン(アビ)を巡ってつかみ合いの喧嘩になるのだが、それは期待どおりで面白かった。単にコメディー的なシーンかと思ったら、いちおうストーリー的に裏があった。

・アーディ(シーターラーム役) ★★★☆☆
 悪役だった。このお方はタミル映画ではヒーローをやるが、テルグ映画では悪役俳優扱いなのね。

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・クシュブー(インドラーニ役) ★★★☆☆
 シュリーデーヴィやラミャ・クリシュナンなど、熟女復権の動きがある中で、私もと言わんばかりの熱演だった。

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・シャルマ&ヴァルマを演じたムラリ・シャルマとラーウ・ラメーシュは、上で書いたとおり、ほぼコメディー担当だった。アホくさくて私は好きだが、くどくてダレた感はある。
 (写真下: こんな愉快でエッチな職場があるなら、私、転職を考えちゃうな。)

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◎ 音 楽 : ★★★☆☆
◎ BGM : ★★★☆☆
◎ ダンス : ★☆☆☆☆
・アニルドくんの音楽は良かったが、ダンスシーンの作りは評価できない。挿入のタイミングも悪い。

◎ アクション : ★★★★☆
◎ 衣 装 : ★★★☆☆
◎ 撮 影 : ★★★★☆
◎ 編 集 : ★★☆☆☆
・アクションは派手さ、激しさ、えげつなさはないが、それぞれ面白いアイデアだった。

◎ その他(覚書)
・本作はフランス映画【Largo Winch】(08)の翻案(リメイク?)らしい。

◆ 完成度 : ★★★☆☆
◆ 満足度 : ★★★☆☆
◆ 必見度 : ★★★☆☆

◆ 鑑賞データ
・鑑賞日 : 1月13日(土),公開第1週目
・映画館 : Gopalan Cinemas (Arch Mall),15:45のショー
・満席率 : 7割
・場内沸き度 : ★★☆☆☆

 (オマケ画像: ガンガーにて、なんだかほっこり。)

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