カーヴェーリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【Sarkari. Hi. Pra. Shaale Kasaragodu】 (Kannada)

<<   作成日時 : 2018/09/05 17:56   >>

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【Sarkari. Hi. Pra. Shaale Kasaragodu, Koduge: Ramanna Rai】
(2018 : Kannada)
題名の意味 : 公立カーサラゴード・ラーマンナ・ラーイ初等学校
映倫認証 : U
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : ドラマ
公 開 日 : 8月23日(木)
上映時間 : 2時間27分

監督 : Rishab Shetty
音楽 : Vasuki Vaibhav
撮影 : A. Venkatesh
出演 : Anant Nag, Ranjan, Sampath, Mahendra Prasad, Saptha Pavoor, Pramod Shetty, Prakash Thuminad, Ramesh Bhat, Balakrishna P., 他

《 プロット 》
 ケーララ州北端の町カーサラゴードにある小さな初等学校。プラヴィーナ(Ranjan)はそこの第7学年だが、実は試験に2度も落第し、進級できないでいた。彼の友達にはマヘンドラ(Mahendra Prasad)やマンムーティ(Sampath)らがいた。またプラヴィーナは同級生のパッラヴィ(Saptha Pavoor)に恋心を抱いていた。この学校はケーララ州にありながら、現地に暮らすカンナダ人のための学校で、授業もカンナダ語で行われていた。しかしカーサラゴードの教育委員会はこうした学校を閉鎖しようと動いており、新たにマラヤーラム語しかできない数学教師を赴任させる。これは大きな問題となり、生徒や父兄、特にパッラヴィの父でヤクシャガーナ劇団の座長兼カンナダ活動家のウパーディヤーヤ(Pramod Shetty)は学校側に強く抗議する。だが、教育委員のパニッカル(Balakrishna P.)は生徒数の減少を理由に学校閉鎖を宣言する。やむなくパッラヴィは他校に転向してしまう。これに落胆したプラヴィーナは、有力な支援者を見つけようと、村の役立たずのブージャンガ(Prakash Thuminad)に相談する。ブージャンガはたまたま新聞に載っていたマイスールにいるカンナダ活動家アナンタ・パドマナーバ・P(Anant Nag)に言及する。このいい加減な情報を頼りに、プラヴィーナら学生たちは本当にマイスールまで行き、アナンタ・パドマナーバ・Pを村に連れて来る、、。

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・他の登場人物 : ラーマンナ,校長ナンビヤール,アナンタ・パドマナーバ・M(Ramesh Bhat),警官ケンパラージュ(Rishab Shetty)

《 コメント 》
・おおよそ違う国、地域、文化圏が接するボーダーというものには何らかのボーダー問題があるもので、カルナータカ州においても、例えば北のマハーラーシュトラ州との間で「ベラガーウィ(ベルガーム)問題」がある。南に目を転じると、それほど先鋭に問題化していないが、ケーララ州北端の都市カーサラゴードについて「どちらの州に帰属すべきか」という議論がしばしば(ほとんどカルナータカ州側から)起きている。本作はそのカーサラゴードで、少数派のカンナダ語話者の子弟が通う学校が閉鎖に追い込まれてるという事態(これは実際の話)を描いたもので、よくぞリシャブ・シェッティ監督はこの問題を取り上げてくれたと、一瞬喜んだが、映画を実見して、失望した。私的には、ボーダー問題に対して普遍的な観点から解決を提案していくものを期待したが、役人パニッカルの汚職糾弾で学校存続を保証するというオチは違うのでは? また、あまりにカンナダ礼賛色が強すぎるのも良くない。これだと、例えば北境のベラガーウィや東境のバッラーリで、それぞれマラーティ語学校、テルグ語学校の上に同様な問題が起きたとしても、カンナダ人から碌なことは期待できないだろう。映画作品としてはそれほど出来は悪くないが、好き嫌いで言えば、私は嫌いだ。

《 オマケのひと言 》
・理由ははっきり分からないが、カルナータカ州は社会生活上でも映画上でも、カンナダ至上主義を声高に主張するものが多すぎる(他州比)。カルナータカ州ではカンナダ語が多数派とは言え8割9割といった絶対多数を占めているわけではなく、殊に州都ベンガルールでは過半数に満たないという危機感からか、また、カリスマ的俳優ラージクマールの生前の活動やカーヴェーリ川問題などもあって、殊更「カンナダ愛」を呼びかける必要があるのかもしれない。私は縁あってカルナータカ州に暮らす者として、インド北部や南インド他州との比較される場合には、一応カルナータカ州に味方し、スポーツでもBengaluru FCやRoyal Challengers Bangaloreを応援している。しかし、ひっきょう外国人として、カルナータカ州とカンナダ語が消滅したとして、別に困らないし、折々に遭遇するカンナダ活動家には辟易し、身の危険すら感じることもある。なので、本作でもここまで気張る老師は見たくなかった。

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◆ 完成度 : ★★★☆☆
◆ 満足度 : ★★☆☆☆
◆ 必見度 : ★★☆☆☆

《 鑑賞データ 》
・鑑賞日 : 9月2日(日),公開第2週目
・映画館 : Gopalan Cinemas (Arcade Mall),13:00のショー
・満席率 : 満席
・場内沸き度 : ★★★☆☆
・備 考 : 英語字幕付き

《 参考ページ 》
https://en.wikipedia.org/wiki/Sarkari_Hi._Pra._Shaale,_Kasaragodu,_Koduge:_Ramanna_Rai
https://www.imdb.com/title/tt8602654/

 

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