カーヴェーリ川長治の南インド映画日記

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zoom RSS 【The Villain】 (Kannada)

<<   作成日時 : 2018/11/10 22:29   >>

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【The Villain】 (2018 : Kannada)
題名の意味 : 悪党
映倫認証 : U/A
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : アクション
公 開 日 : 10月18日(木)
上映時間 : 2時間55分

監督 : Prem
音楽 : Arjun Janya
撮影 : Girish R. Gowda
出演 : Shivarajkumar, Sudeep, Amy Jackson, Saranya Ponvannan, Meka Srikanth, Tilak Shekar, Sharath Lohitashwa, Mandya Ramesh, Kuri Prathap, Kote Prabhakar, Muniraju, Petrol Prasanna, (以下、特別出演)Rachita Ram, Samyuktha Hornadu, Radhika Chetan, Shanvi Srivastava, Shraddha Srinath, Bhavana Rao, Mithun Chakraborty, 他

《 プロット 》
 少年ラームは、敬虔なラーマ信者の母ヴィシャーラ(Saranya Ponvannan)からラーマの徳を教えられ、他方、熱烈なラーヴァナ崇拝者の父ヴィシュワ(Sharath Lohitashwa)から生きるためにはラーヴァナの狡知こそが必要だと教えられる。父母はこの信念の違いから喧嘩することが多く、とうとう母が家出してしまい、ほどなく、父も急死してしまう。20年後、ラーム(Sudeep)はインドで最大のマフィアのドンになっていた。警視監ブラフマーワル(Mithun Chakraborty)はラーム逮捕に躍起になっていたが、いつも出し抜かれていた。ブラフマーワルの娘(Amy Jackson)は父に代わり、村娘に偽装してラームに接近する。
 他方、ラームの母ヴィシャーラは20年間、息子を捜して村々を渡り歩いていた。そして、とある村でラームと思しきラーマンナ(Shivarajkumar)を見つけるが、息子ではなかった。自分も孤児のラーマンナは、ヴィシャーラにラームを捜し出すと約束し、手掛かりとなるラーマ神の銀の鎖を預かる。ラーマンナは、偶然ベンガルールで出会ったブラフマーワルの娘から情報を得、彼女と共に、ラームが暗躍するロンドンへと行く、、。

・他の登場人物 : カイザー(Meka Srikanth),アレックス(Tilak Shekar)

《 コメント 》
・凡そ私の周りにいるカンナダ人からは悪評しか聞こえなかったので、ほぼ期待せずに観に行ったら、いたく気に入ってしまった。まず、本作は『ラーマーヤナ』の翻案とは言えないが、ラーマ・ラーヴァナ神話を面白く下敷きにしているのが良い。主人公はラーム(Sudeep)とラーマンナ(Shivarajkumar)だが、この一方がラーマで他方がラーヴァナと、善悪二元論的な描き方ではなく、どちらもがラーマとラーヴァナの性質を持っているという設定になっている。しかし、どちらかと言うとラームのほうがラーヴァナ的様態で、ラーマンナがラーマ的様態を多く表している。それで、マフィアのドンであるラームをいかにラーマ的にするかというのがテーマになるが、その変容の契機に「母」を持ってきているのがすごい。ここで注意すべきは、インド人の言う「母は神である」というのは、日本人などはつい「母は神のようなもの」と比喩的な表現だと思いがちだが、インド人にとっては文字どおり実体的に「母=神」であるということ。これが分からないと、ラーヴァナにも比されるマフィアのドンがなぜ母親の前で5歳児のようになってしまうかが分からないだろう。こういう、インド人のど核心を突いたような映画を撮るプレーム監督は、やはり侮れない。

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《 オマケのひと言 》
・本作は「カルナーダ・チャクラヴァルティ(意味:カルナータカの王様)」のシヴァラージクマール、「アビナヤ・チャクラヴァルティ(意味:演技の王様)」のスディープ、加えてミトゥン・チャクラボルティ(意味:ミトゥンは王様ダー!、うそうそ)が共演するという「3チャクラ」映画だった。スディープのやりたい放題な芝居が華やかだったが、シヴァ兄さんのカンナダ流家元らしい匂い立つ芝居もさすがだった。

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 (写真下: シヴァ兄さん、また悪い病気が出たかも。)

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◆ 完成度 : ★★★☆☆
◆ 満足度 : ★★★★☆
◆ 必見度 : ★★★★☆

《 鑑賞データ 》
・鑑賞日 : 11月8日(木),公開第3週目
・映画館 : Gopalan Cinemas (Arcade Mall),12:40のショー
・満席率 : 9割
・場内沸き度 : ★★★☆☆
・備 考 : 英語字幕付き

《 参考ページ 》
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Villain_(2018_film)
https://www.imdb.com/title/tt6203302/

 (オマケ画像: ヒロインのエイミー・ジャクソン。吹き替えは大鵬ラクシタがやったらしい。)

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